研修講師・人材育成

研修講師

便利で快適な生活は、わずらわしい外からの働きかけを最小化することで成り立つため、意識しなければ簡単に孤立していまいます。コミュニティ賃貸、マンションコミュニティ、コーポラティブハウス…呼び方はさまざまですが、いずれも「継続する自律的なコミュニティ」「ゆるくつながれるコミュニティ」が付加価値である以上に、社会的要請となる時代になりました。
とはいえ、こうしたコミュニティの成功事例、プロデュースしていくノウハウや知見は、日本において確立されたものはありません。NPOコレクティブハウジング社は2003年以来、5つのコレクティブハウスをプロデュースし、そのいずれもが今日まで継続しています。コレクティブハウスで生まれる子どもも出てきています。ハード(建物)とソフト(仕組み)を活かした自律的なコミュニティを作っていくための真髄を、弊団体のコーディネーターが伝授します。

講師紹介

宮前真理子

コレクティブハウジング社 コーディネーター
(一級建築士、東京造形大学 コミュニティデザインPJ非常勤講師)
1951年生まれ、建築・都市計画などに25年携わる中から、当事者参加のまちづくりや再開発事業などの試みに携わる。1995年ごろより、コレクティブハウスの普及啓発活動に参加し、2000年NPOコレクティブハウジング社設立メンバーとなる。以後、コレクティブハウジングの実現を推進し、住民と事業主の参加によるパートナーシップ型事業を提案し、主体的、創造的な暮らしづくりのコーディネートや仕組みづくりに取り組む。
共著:住まいの冒険―生きる場所をつくるということー(住総研住まい読本、萌文社)

狩野三枝

コレクティブハウジング社 コーディネーター
(青山学院女子短期大学非常勤講師<環境デザイン論>)
1966年生まれ、13年間ユーザー参加の建築設計及び市民参加型まちづくりの現場で活動。1994年からコレクティブハウジングの研究・啓発活動(ALCC)に取り組み、2000年にNPO法人コレクティブハウジング社設立に参画。現在、NPO法人コレクティブハウジング社にて理事及びコレクティブハウジングの事業コーディネート・コミュニティづくりコーディネートに従事。2018年春、早稲田大学GEC非常勤講師<社会貢献のためのクリエイティブな発想と実践>を担当
共著:「参加のデザイン道具箱」(世田谷まちづくりセンター)、「参加するまちづくり」(OM出版)

矢田浩明

コレクティブハウジング社 コーディネーター
2007年より居住者としてコレクティブハウスづくりの活動に参加。2009年よりコレクティブハウスに居住。居住後にコレクティブハウジング社の活動に参加しはじめ、ハウスづくりのプロジェクトにスタッフとして参加。2014年より理事。現在、事務局とコミュニティづくりコーディネート業務を担当。本講座の前身である「コーディネーター養成講座」修了。青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム修了。

人材育成

コレクティブハウジング社では、コレクティブハウスを日本で実現してきた経験とコミュニティ運営支援の実績をもとに、コレクティブハウスを中心とするコーディネーターを養成する講座(CD講座)を行ってきました。2018年度からは、孤立が大きな社会問題となっている現代社会の中で、人々のつながりをつくり、気持ちの良い人間関係やコミュニケーションを持続していくことを目指す、コミュニティの運営や多様なコミュニケーションの支援者となる人材の育成に取り組むことをより明確にし、「創造的参加の場コーディネーター養成講座」と名称を変え、内容もアップデートしてスタートします。

さらに、実際のコーディネートには、講座で基本を学んだあとに、現場での実践を見たり聞いたり経験したりすることによって学んだことを定着させたり、自分のものにしていくステップが重要です。
コミュニティのある賃貸住宅などを経営される企業などにおいて、社内にコーディネーターを育てたいというニーズに対応し、上記の講座修了生を対象に、OJTでの人材育成のプログラムも用意しております。
詳細はお問合せください。

育成のための支援メニュー

  • コーディネーター養成講座
  • 団地、マンションなどの居住者のコミュニケーション促進やコミュニティ形成のための支援講座
  • 町内会や自治会、管理組合、地域の活動団体など様々なコミュニティを運営したり、支援する人への支援講座
  • コミュニティを重視する不動産管理や地域福祉、介護、障害者支援、さらには教育などの分野で働く人のコミュニケーションスキルアップ支援講座